宗雲笛(ドレミ笛/特許製品)
・ドレミ笛・ドレミけいこ笛・神楽笛
オーダーメイドで作る、
伝統継承者のための篠笛
宗雲笛は、製作者勇元宗雲の40年にわたる邦楽キャリアから生まれた篠笛です。
波動増幅装置(特許)を内蔵することによって、篠笛の音が他の楽器の音と融合しやすくなり、味わい深い演奏が楽しめるようになりました。
市販されている篠笛の多くは、製作者に沿った平均律(442Hz・440Hz等)でつくられていますので、それぞれに異なった個性(体型・唇の厚さ・音の鳴るポイント等)を持ち合わせているユーザー様方が、音を製作者の平均律に合わせて演奏しなければならないという欠点があります。
曲を豊かに表現する演奏に集中するためには、ユーザー様個々人が、自らの個性に応じた篠笛を手にすることが不可欠です。
宗雲堂では、篠笛調律試験管を独自に開発したり、丁寧に要望を聞かせていただいたりするなどして、ユーザー様の個性を把握し、ユーザー様の期待に応えられるよう、篠笛づくりに日々精進しています。
和太鼓に合わせて澄み切った音を遠くまで響かせることも、お座敷で味わい深い音を奏でることも実現した宗雲笛。
篠笛の伝統を重んじつつ、現代音楽にも適応する進化した篠笛の音色をお楽しみください。
奏者一人ひとりの個性に合わせ、能力を際立たせる唯一無二の篠笛を製作するため、オーダーメイドをおすすめしています。
息の流れを調整することによって、全域にわたって鮮明な音が出るよう工夫しています。
低・中・高音部(3オクターブ)を整えることによって、違和感なく音を奏でることができます。
波動増幅装置(特許)を組み入れることによって、従来の篠笛にはない倍音(さわり音)を発生させることが可能になりました。
ユーザー様に適応する笛の音を測定する器具を開発しました。
宗雲笛と同様、ユーザー様の個性を把握して製作します。
鳴りや全域の音バランスが良く、三オクターブが出せる笛を完成させました。
洋楽にも邦楽(民謡・長唄・地唄等々)にも対応できます。
和太鼓との競演、阿波踊り、鳴子踊りでも使用されています。
波動増幅装置は内蔵されていませんが、倍音の発生は確認できます。
外見は宗雲笛と同じです。
篠笛を始められる方のために用意しました。
ドレミ音階で、全域の音のバランスを整えています。
調律は、製作者に沿った442Hzです。
宗雲堂の神楽笛は、各地域で伝承されている笛をもとに最新の技術を施した「古くてもっとも新しい伝統楽器」です。
時代の変化とともに和楽器の大半が改良されて来た中、神楽笛は唯一、改良から取り残された状態にありました。
定まった音階がなく、手の動きだけで伝承されてきたため、複数管で同時に同じ音を発生させることが難しく、指導する側も指導される側も違和感を募らせてきたのです。
そこで宗雲神楽笛は、各孔のピッチ数を割り出して全域の音の高低バランスを整え、複数人で演奏できるよう改良を加えました。
「櫓音」は、舟をこぐ時の櫓の軋む音(擬音)を、タイミングを損なうことなく発生させる器具です。
民謡の舟唄(淀川三十石船舟唄、音戸の舟唄など)に合わせて、瞬時に必要な音量できしみ音を発生させることができます。
宗雲が16年の歳月を費やして完成させた櫓音は、臨場感と深みに定評があり、劇・舞台・音響の道具としての引き合いも多い一品です。
ユーザー様に電話などで聞き取りをした後、ユーザー様の個性に合うと思われる検査用の笛を厳選してお送りします。ユーザー様にはご自身で音の測定や吹き心地をお試しいただき、結果とともに検査用の笛を返送いただきます。その後、測定値を元に笛を製作します。
このように、ご来店いただけないお客様には、検査や測定は電話などを通じて製管師が万全を期して行いますが、可能であれば宗雲堂店舗にご来店いただき、チューナーで音測定をしていただくことを希望します。
※一定の保証金をお預かりします。
※詳しいご要望をおうかがいするため、問い合わせフォームに必要な情報をご入力ください。折り返し連絡いたします。
ユーザーの皆さまが発生させる音と製作する宗雲が発生させる音との値の誤差を測定する器具です。宗雲堂が独自で開発したこの器具により、ユーザーの皆さまに満足していただける篠笛の完成精度が高まりました。
本曲、地唄、箏曲、民謡、歌謡など、演奏と伴奏の奏法の違いをご存知ですか?
一人ひとりに合わせた指導方法によって、最短距離で演奏力の向上を目指します。
初心者の方からプロ級の方まで、ご希望や目的に応じて懇切丁寧に個人指導します。
ラジオから流れてきた尺八の音に魅せられて40年。都山流大師範・勇元宗雲は、民謡歌手岩崎三郎氏や藤本春駒氏の専属伴奏者を務めるかたわら、市販されている篠笛は演奏に適さないものが多いことに気づいて、篠笛や神楽笛の製作を手がけるようになりました。
尺八の製管技術を習得した後、篠笛作りに移行。その後、櫓の音を出す楽器を求めて櫓音(擬音発生器具)を考案し、16年の歳月を費やして改良を重ねた末、特許を取得しました。
平成28年に波動増幅装置(特許取得)を発明して篠笛に内蔵。さらに令和元年には「楽器用共鳴補助具及び楽器(和洋楽器)」 においても特許を取得。
古今東西を問わない音と文化の融合に貢献しています。
製作と開発の根底にあるのは、伝統楽器と奏者への思い。自身が魅せられた笛の音を伝承していくため、時間と技術の限りを尽くし、文字通り生命をかけて開発を続けてきました。
和楽器はすべて自然素材を用いて製作され、同じ物が存在しないことを魅力とする一方、均一な音を生み出すことが難しく、他の楽器との合奏や環境の異なる場所での演奏が難しいとされてきました。
宗雲堂では平均律に沿った篠笛をオーダーメイドで制作し、ユーザー様の求めに応じた篠笛を作り上げることを旨としています。
音程が不確実なものをたやすく市場に流すことなく、稽古用であっても音全域のバランスを整え、心地よく奏することのできる笛を提供いたします。
お客さまからのご要望に応じ、伝統継承者としての経験と技術をもって、期待を裏切らず、世界に一つしかない逸品を製作してまいります。
製作者
勇元 宗雲 Yuumoto Souun
※ご来店の際は一度お電話ください